8月4日(日)晴れ

 5時に起きるが、テントの撤収、出発準備に1時間半もかかり出発は、6時20分であった。鳥取砂丘を見て、数枚の写真を撮った後休むまもなく砂丘を後にした。
鳥取砂丘

 市内を過ぎてからR9号バイパスにのる。北海道並の直線路に少し驚きアクセルを全快にする。油温が100 度近くまで上がる。オイルクーラーの取り付け位置が悪いのだろうか、少々心配になってきた。余りに単調な道すぎて飽きてきた。道の駅で小休止することにする。セッティングチェックのためプラグの焼け具合を見る。少し白く焼け気味だったので、気圧の高い海沿いを走り続けることも考え、メインジェットを92番から95番に上げることにした。自分で組んだモンキーに自信が無かったため工具は、かなり持参している。キャブ調整にはさほどの時間を要することは無かった。一息着いた後、また、R9号バイパスを走る。油温の上昇が90度で止まった。燃料が濃くなった分、エンジンを冷やしているのが、実感できた。これで、クーリングの心配が無くなった。

 昼頃、今回のツーリングの第二目的地である出雲大社に到着。縁結びの御札を買い、おみくじを引く、とりあえず柏手を打ち合掌。

 仁摩町R9号の峠の日陰で一休みしていると、モンキーバハロングツーリング仕様が、立ち止まった。話を聞くと彼は、茨城県千代田町から5日かけてここまで来たそうである。それもフルノーマル状態で、北九州を目指しているとのことである。世の中には我々の他にも無謀なチャレンジャーがいたことに感心し、しばしモンキー話に花が咲いた。彼の行動パターンをみると、パワーの無いノーマルで走っていると先を急ぐ気持ちも無くなり、あちこちに立ち寄るのんびりした旅になるようである。一日 400キロメートルも走る、我々の旅とは、一味も二味も違う旅をするのであろう。彼はこの後、近くの温泉に入る予定だそうで、2台のスペシャルモンキーはその場を後にし、二度と彼に出会うことはなかった。

 午後5時本日の前進を諦め、島根県益田市にて銭湯を探し、汗を流す。ついでに今夜の食材を買い込み、ツーリングマップのキャンプ場を探す。中洲の中のキャンプ場に迷いながら到着すると、確かに看板はあるものの、10年前までは、営業していたような所であった。この場は諦め、海沿いの駐車場を今夜の宿に決めた。とりあえず、水があれば飯は炊ける。コンビニでミネラルウォーターを買い、テントを張る。日が沈むと、日本海には漁り火が見えた。缶ビールを飲みながら、ガソリンバーナーで作る夕食の一時に幸せを感じた。
 

  本日の走行距離335.1km
  昼食  
  夕食  レトルト牛丼 カップヌードル レトルトハンバーグ
        ビール 500  ウイスキー