8月3日(土)晴れ

出発

  4時30分自宅を出発 日の出前で辺りはまだ薄暗く、旅の出発には最高の演出である。
 油温が上がるまでスロー走行をしていると、リア付近から車速度に応じて異音がした。出発早々トラブル発生かとあせる。モンキーを路肩に止め、リアタイヤを見ると、ガムテープが張り付いていた。たいしたことでなくとりあえず一安心。

 10分程遅れいつもの集合場所に到着した。目的地は、遠い。煙草を一服するまもなく、いつもどおりの無線のチェックを行い、いよいよ、モンキー2台九州ツーリングのスタートである。
 8月とはいえ山間部の朝は冷え込み、ジャケットを着てちょうど良いくらいである。リアキャリアにコンパネを針金止めして乗せた荷物は、ゆうに20キログラムは超えているだろう、フロントには、籠を付け、かっぱ、ザックカバーなど、直ぐに取り出せる物を入れてある。容量 4.5リットルの小さな燃料タンクの上には、オフロード用の赤いタンクバックがちょこんと座っていて、一眼レフカメラ、携帯電話が入っている。ハンドルには、アマチュアハンディー無線機、レーダー探知機、もうこれ以上付けるところは無いほどのフル装備状態の九州リミテッド仕様のモンキーである。

 5月の能登半島ツーリングで33キロオーバーで免停になった教訓から、排気量を75ccにアップし、原付二種登録に変更してある。これで、制限速度30キロに束縛されることはなくなる。

 今日の目的地は、鳥取砂丘、かなり厳しい行程である。名古屋、岐阜、琵琶湖を北上し、滋賀県今津町、舞鶴のコンビニで軽く昼食を取る。国道沿いに立っている温度計は、38度を示している。油温がぐんぐん上がる。オイルクーラーをつけているものの、果たして南国九州まで辿り着けるのであろうか、少し心配になってきた。R175号を離れ福知山よりR9号に乗る。山口県までこのままR9号でいけそうだ。

 夕方、鳥取県に入る。今夜の寝床をツーリングマップで探し、海水浴場のキャンプ場に決め、モンキーを止めた。家族連れの多いファミリーキャンプ場で寝心地は良さそうでないが、近くに他のキャンプ場は無さそうなので、諦めこの場所に泊まることにした。とりあえず荷物を下ろし夕食の買い出しに出かけることにした。ストーブは今回のツーリングのこだわりの一品がある。ホワイトガソリン使用のオプチマス123Rがそれである。出発前に何度も火を入れ、本番を待ち兼ねている。その他に、プリムスのコンパクトストーブ・ランタンセットIP-MBLが調理道具である。

 私の旅で、絶対に欠かせないのが夕食前の冷えた缶ビールである。近くのコンビニで夕食のレトルトカレーと缶ビールの500cc350cc2本を買い込みテントの設営にかかる。
 

 本日の走行距離427.8km  疲れた。
 昼食  コンビニ  おにぎり 2ケ
 夕食  レトルトカレー 焼き肉、海老
       ビール500 350×2