花祭の心得
花祭は舞戸(まいど)の中に入って、舞子と一緒に舞ってこそ楽しさがわかります。
花を楽しむために参考にして下さい。
1. 舞子の邪魔をしない
花祭は舞いの後半になると舞子が舞戸の四方に舞出ます。特に花の舞は小学生が舞いますので、けっして邪魔をしないで下さい。
2. 酒に酔い過ぎない
花祭に酒は付きものです。どこの花祭会場でも地元の人たちが飲食のできる店を開いています。また、地元の人たちが、一升瓶と湯のみを持って(時にはラッパのみの時もあります。)日本酒を振舞ってくれます。(強引に飲まされる事もあります。)しかし調子に乗って飲みすぎ、地元以外の方が万一舞子の邪魔をしたり、他人にからんだりすると、容赦無く会場から放り出されます。ほろ酔い位で飲むのをやめましょう。また、中央の釜の湯をあたりに撒き散らす事も厳禁です。強制退場させられる事間違いなしです。
3. 手拍子はしない
観光客の方で、拍子に合わせ手拍子を打つ方が見受けられますが、花祭では手拍子は打ちません。
4. 鬼のマサカリには注意する
鬼はマサカリを振り回します。気をつけていないと大マサカリが頭にヒットし流血します。
特に山見鬼では、舞戸は観衆、鬼で混雑し大変危険です。両手を顔の前にかざし頭をガードし、周りの鬼の動きにも注意しながら舞って下さい。また、下黒川では、最もテンポの速くなる「天井舞い」の時にマサカリを頭上で回転させます。しゃがんで避けて下さい。
5. 掛け声を合わせる
花祭に掛け声は欠かせません。しかし、気をつけていただきたいのは東栄町と豊根村では掛け声が違うと言う点です。豊根の花で東栄の掛け声を掛けると舞子、楽(がく→太鼓)打ち共に調子が狂ってしまうため、地元の人に怒られてしまいます。すべてのパターンを習得するにはかなりの年月を要しますが、地元の人の囃子を聞き、チャレンジしてください。
6. 手ぶらで出かけない
花祭を行うには、莫大な経費がかかります。この経費は、舞庭に訪れる人々の寸志でまかなわれています。
観光or研究で見にこられる方も、できましたら2〜3,000円でけっこうですので、奉納していただけると祭の運営に役立つことと思います。
事前にのし袋に「御見舞」と書いて準備し、花祭会場の「会所」に御奉納ください。東栄町ほどではありませんが、豊根村ならではの粗品をもらえます。
1999・2000御見舞のお礼 |
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坂宇場 | お守り・食券(売店で使えます) | よそ(他)と、くらべるとつまらない粗品ですが、ほんの気持ちの品です。 |
下黒川 | お札・ミニ御幣・お守り | |
三 沢 | ミニ御幣・お守り | |
上黒川 | お札・記念温泉タオル・食券 | |
間 黒 | 紅白饅頭・食券 |
掛け声一覧(下黒川編)
舞、拍子により使い分けます。笛と太鼓の拍子に合わせてください。
普通の舞
テントン テントン ヒャーラヒャー ヒャーラヒャーラヒャーラヒャ トホーヘ テホヘ テホーヘ テホヘ
ハオーハ ハオハ ハオーハ ハオハ
トーヒャラヒャ トーヘ トヒャーヒャラホー ヒャーラヒャ
トーントントン ハーンヤ トーントントン ハーンヤ
ヘロンデ ヘーロンデ ヘロンデ ヘーロンデ
モドリダ モッドリダ モドリダ モッドリダ
カブリダ カッブリダ カブリダ カッブリダ
サールヲクッタカ ヨーマウゾ
ヘロンツビャ ハゲタ
一の舞
トーハーハ トハハ トーハーハ トハハ
鬼様
拍子がゆっくりな時
テホロトヘー トーホーヘ テホロトヘー トーホーヘ
トーホロトヘ テーホロヘ トーホロトヘ テーホロヘ
拍子が速い時
トーホヘ テーホヘ トーホヘ テーホヘ テーホトヘ トホヘ テーホトヘ トホヘ
鬼その他のバージョン
知人が鬼で舞っている時
こーのオニャばかだ こーのオニャばかだ ばーかだ ばかだ
鬼が上手に舞っている時 小さい子どもの鬼が舞っている時
こーのオニャうーまいぞ こーのオニャうーまいぞ うーまいぞ うーまいぞ
鬼が拍子に乗っていない時
ヒョーシにのれよ ヒョーシにのれよ
?
オーニがでーたら ツービンショ
オーニがでーたら ベーベンショ